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カギの交換にまつわる兄との思いで

私の家のカギが壊れてしまった時の出来事は今も忘れられません。
私はトイレのドアのカギが壊れて閉じ込められたという経験があるのですが、その時はドアのカギが壊れたんだと気付くまで時間がかかってしまいました。
私には歳が近い兄が居るのですが、歳が近い為に喧嘩も多々ありますし、喧嘩をした後で少し険悪なムードになると、お互い悪戯をし合って更に喧嘩が酷くなるという事も多々ありました。
その日も私と兄が喧嘩をしてしまい、会話もろくにしないでお互い自分の部屋で勉強していたのです。
その日の大阪はとても寒かったので、頻尿気味に何回もトイレに行っていたのですが、私が三度目のトイレに入った時の事でした。
ドアの閉まる音が一度目と二度目にトイレに入った時とはまったく違い、何事だろうとドアを開けようとしてもドアがまったく開かないのです。
最初はドアの下に何か挟まっているのかと思って、ドアの下部分を覗いたりしましたが何も無く、力を入れて押したりしてもまったく開かずに焦っていました。
そこで思ったのが、これは兄の悪戯ではないかという事です。
さっき喧嘩をした時の事を兄が未だに怒っていて悪戯をしているのだと思って、トイレのドアの向こう側に居るであろう兄に向かって、開けてと怒っても返事がありませんでした。
ドアに耳を当てて反応を伺っても兄の声どころか動く音すら聞こえない為に、ドアの向こう側には兄はおらず、ひょっとしたら自分はカギが壊れて閉じ込められているのではないかと気付いたのです。
トイレのドアのカギを閉めた記憶も無いのにカギが壊れるものかと思ったのですが、よく見たらドアを閉めた衝撃か分かりませんがカギが閉まった状態になっています。
このままではいけないと思い、叫んで兄に助けを呼んだところ、兄も何事かと思って直ぐに駆けつけて来てくれたのが嬉しかったです。
急いで母親の携帯電話で連絡を取り、母親がカギ屋さんを急いで呼んでくれて、素早くカギを交換してもらって事なきを得ました。
その後は兄に感謝を述べて、喧嘩してしまった事をお互いに謝ったのが今も思い出として残っています。

投稿日: 2013年2月4日 カテゴリー: 体験談